- Published on
インカローズ(ロードクロサイト)ってどんな石?春にぴったりの情熱の宝石!
- Authors
- Name
- Mocha
- @MochaMineral

インカローズ(Inca Rose)は、**ロードクロサイト(Rhodochrosite)**の別名で、
和名は「菱マンガン鉱(りょうマンガンこう)」。
名前のとおりバラのような赤〜ピンク色が魅力的な石です。
春は出会いや新しいスタートの季節。そんなときにぴったりなのが、
愛と癒しのパワーをもつインカローズ。
「バラ色の人生」なんて素敵な石言葉もあります🌸
インカローズってどんな石?
項目 | 内容 |
---|---|
化学式 | MnCO₃(マンガン炭酸塩) |
鉱物の種類 | 炭酸塩鉱物 |
結晶の形 | 三方晶系(六方晶系に分類されることも) |
硬さ(モース硬度) | 3.5~4.5(やややわらかめ) |
重さ(比重) | 約3.40~3.72 |
色 | ピンク色~赤色(縞模様があるものも) |
光り方 | ガラスのようなツヤ(ガラス光沢) |
割れ方(へき開) | かなり割れやすい(強いへき開性あり) |
こすった跡(条痕) | 白色 |
💡 ピンク〜赤の色合いは、石の中に含まれるマンガンによるものです!
関係のある鉱物たち
インカローズは「炭酸塩鉱物」というグループに属していて、
同じ仲間にはこんな鉱物があります:
- ✧ カルサイト(方解石)
- ✧ マグネサイト(菱苦土鉱)
石英のように硬くはないけど、そのぶん柔らかい雰囲気が魅力。
名前のちがいって?「インカローズ」と「ロードクロサイト」
この石には、ふたつの名前があります。
呼び名 | 意味・使われ方 |
---|---|
ロードクロサイト | 鉱物学的な正式名称。ギリシャ語の「バラ色の石」に由来します。 |
インカローズ | 宝石名や通称として使われる名前。「インカのバラ」の意味があります。 |
どちらも同じ石を指しますが、呼び方が変わることで少しイメージも変わります。
- 学術的・鉱物的に話すとき → ロードクロサイト(Rhodochrosite)
- ジュエリーやパワーストーンで人気の呼び方 → インカローズ(Inca Rose)
とくにアルゼンチン産の、透明感があって赤みの強い高品質なものは
「インカローズ」という名前で流通していることが多いです🌹
どこでとれるの?
インカローズの主な産地はこんなところ:
- 🇦🇷 アルゼンチン(アンデス山中/特に有名!)
- 🇺🇸 アメリカ(コロラド州)
- 🇿🇦 南アフリカ
- 🇲🇽 メキシコ
- 🇯🇵 日本(青森県・秋田県でも産出)
とくにアルゼンチン産は「インカローズ」の名の由来にもなっていて、
透明感のあるチェリーレッドが人気です🍒
パワーストーンとしての意味
インカローズは見た目だけじゃなく、心に寄り添う力を持つとされています。
💗 こんな人におすすめ!
- 恋を叶えたい・出会いがほしい
- つらい恋愛を癒したい
- 夢や希望を持ちたい
- 自分をもっと好きになりたい
「情熱」「夢」「バラ色の人生」…
持っているだけで前向きになれそうな石ですね🌷
ジュエリーとしての魅力
指輪やネックレスなど、アクセサリーとしても大人気!
やわらかくて傷つきやすいので、普段使いにはちょっと注意が必要です。
お手入れのポイント
インカローズは少しデリケートな石なので、以下の点に気をつけてください。
- 🔸 衝撃に弱い → 他の石や金属とぶつけないように
- 🔸 水・紫外線に弱い → 長時間濡らしたり直射日光に当てない
- 🔸 保管はふんわりと → 布袋などに入れて優しく保管
お手入れ次第で、ずっときれいに楽しめます✨
さいごに
春の光のなかで、ピンク色がひときわ映えるインカローズ。
恋愛や癒しのお守りとして、そっとポケットに忍ばせるのもおすすめです🌸
「バラ色の人生」を願うすべての人にぴったりの、
あたたかくて情熱的な石です!