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石英(クォーツ)ってどんな石?種類や使い道までやさしく紹介!
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- Mocha
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石英(せきえい、Quartz)は、二酸化ケイ素(SiO₂)からできた鉱物で、地球の地殻にたっぷり含まれている、とってもメジャーな石です。
透明な「水晶」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、紫やピンク、黄色など、カラフルで個性あふれる仲間もたくさんいます!
石英ってどんな石?
項目 | 内容 |
---|---|
化学式 | SiO₂ |
鉱物の種類 | 酸化鉱物 |
結晶の形 | 三方晶系(常温)/六方晶系(高温) |
硬さ(モース硬度) | 7(けっこう硬い!) |
重さ(比重) | 約2.65〜2.66 |
色 | 透明・赤・紫・黄・緑などいろいろ |
光り方 | ガラスみたいな光沢 |
割れ方 | 貝がらを割ったみたいな断口 |
条痕(こすった跡) | 白色 |
石英の仲間たち
石英は、ちょっとした不純物や環境の違いで、びっくりするほどいろんな姿に変身します!
色や模様で見た目も性格もガラッと変わるのが魅力です。
名前 | 特徴や色合い | ひとことメモ |
---|---|---|
水晶 | 無色透明 | 王道のクォーツ |
アメジスト | 紫色 | 鉄を含みます/加熱でシトリンになることも |
シトリン | 黄色 | これも鉄が関係してます |
スモーキークォーツ | 茶〜黒っぽい | 放射線の影響で色づいたタイプ |
ローズクォーツ | ピンク色 | チタンなどが原因 |
カルセドニー | 白〜青灰色の半透明 | 小さな結晶がぎゅっと集合! |
アゲート(瑪瑙) | カラフルな縞模様 | カルセドニーの仲間です |
ジャスパー | 赤・黄・緑など不透明 | いろんな不純物が混ざってます |
アベンチュリン | 緑色+キラキラ光る | 雲母のキラキラが入ってます |
💡見た目が変わるだけで、ぜんぶ石英の仲間なんです!
どこでとれて、どう使われてる?
主な産地
石英は世界中で見つかる石です。
特に有名なのは:
- 🇧🇷 ブラジル(大きくてキレイな水晶が多い)
- 🇺🇸 アメリカ
- 🇷🇺 ロシア
- 🇲🇬 マダガスカル
- 🇯🇵 日本(岐阜や山梨などでも見つかります!)
どんなところで使われてるの?
シーン | 使い方の例 |
---|---|
アクセサリー系 | 水晶のネックレスやブレスレット、パワーストーンなど |
理科&工業系 | 石英ガラス、半導体の部品、光ファイバーなど |
電子機器 | 時計の「クォーツ式」って、ここから来てます! |
建築・素材 | ガラスの原料になる珪砂(けいさ)としても活躍 |
石英のお手入れ方法
ちゃんとお世話すれば、長く楽しめるのが石英のいいところ!
- 洗うとき:水で軽く流して、柔らかい布やブラシでやさしく
- 乾かす:濡れたまま放置はNG!しっかり乾かしましょう
- 保管のコツ:直射日光・高温多湿は避けて、ほかの石とぶつからないように別々にしまうのがおすすめです
石英ってパワーストーンとしても人気!
石英(特に水晶)は、パワーストーンの世界でも超人気者。
「浄化」「調和」「集中力アップ」など、さまざまな意味が込められています。
「なんだか気持ちがスッキリする」「集中力が上がる気がする」と感じる人も多いんだとか!
お守りとして持ち歩いたり、瞑想のお供にする人もいます!
おわりに
石英は、ただの透明な石じゃありません。
カラフルで個性いっぱいな仲間がいて、アクセサリーにも、実験器具にも、スマホの中にも登場する、とってもユニークで身近な鉱物なんです。