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翡翠(ヒスイ)ってどんな石?種類のちがいや産地、日本との関係も紹介!
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- Mocha
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翡翠(ヒスイ)は、古代から「魔除け」「長寿」「繁栄」の象徴とされてきたパワーストーン。
英語では「Jade(ジェード)」と呼ばれ、5月の誕生石としても知られています。
見た目の美しさだけじゃなく、奥深い歴史や種類のちがい、日本との関わりなど、知れば知るほど面白い石なんです!
翡翠ってどんな石?
項目 | 内容 |
---|---|
鉱物の種類 | 硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)の2種類 |
化学式 | 硬玉:NaAlSi₂O₆ 軟玉:Ca₂(Mg,Fe)₅Si₈O₂₂(OH)₂ |
結晶の形 | 細かい柱状の結晶が絡み合った繊維状構造で、とても壊れにくい |
硬さ(モース硬度) | 硬玉:6.5~7 軟玉:6~6.5 |
重さ(比重) | 硬玉:約3.3~3.5 軟玉:約2.9~3.1 |
色 | 緑・白・ラベンダー・青・赤・黄・オレンジなど、多彩! とくにインペリアルジェードと呼ばれる鮮やかな緑は最高級! |
光り方 | ガラス光沢または油脂光沢 |
割れ方(へき開) | 不明瞭または不完全 |
こすった跡(条痕) | 白色(こすったときの跡) |
💡 翡翠は見た目だけでなく、強さや種類もさまざま。とくに硬玉(ジェダイト)は宝石として高く評価されていて、ネフライトとは化学組成もまったく別の鉱物です!
産地と日本との関わり
翡翠は世界中で採れますが、主な産地はこの3つ!
- 🇲🇲 ミャンマー(世界的な名産地で、特に硬玉が有名)
- 🇯🇵 日本(新潟県糸魚川市)
日本で唯一、国産の翡翠が採れる場所!現在は天然記念物に指定されていて採掘は禁止されていますが、過去には縄文時代から使われていた記録も。 - 🇲🇽 メキシコ(古代マヤ・アステカ文明と関わりが深い)
他にもグアテマラ、ロシア、アメリカなどでも産出されます。
どんなふうに使われてきたの?
翡翠は、昔からこんなふうに使われてきました:
- ⛩️ 古代の祭祀具(まつりの道具)
- 💍 宝飾品(指輪、ネックレス、ブレスレットなど)
- 🧿 お守りや魔除けとして身につけられることも
今でも、鮮やかな色と耐久性を活かしてジュエリーに使われるほか、パワーストーンとしても人気です♪
パワーストーンとしての意味
翡翠にはこんな意味があるとされています:
- 🌱 成長・繁栄の象徴
- 👵 長寿や健康のお守り
- 🛡️ 災いをよける力があるとされる
- 🧘♀️ 精神を落ち着かせるヒーリング効果も
「気持ちを安定させたい」「人生の転機に守ってほしい」なんてときに持つ人が多いです。
お手入れのポイント
翡翠は丈夫だけど、ケアの仕方を知っておくともっと長持ちします!
- 🧽 中性洗剤を溶かしたぬるま湯で優しく洗おう
- 🖌️ 柔らかいブラシや絵筆で汚れを落とすと◎
- 🧴 水気は柔らかい布やセーム皮でふき取って
- 💧 乾燥に弱いので、身につけて油分を補うのがいちばん!
おわりに
翡翠は、見た目の美しさだけじゃなく、歴史・文化・パワーのすべてを持った奥深い石です。
とくに日本では糸魚川の翡翠が有名で、地元の博物館やミュージアムでもたくさん見ることができます。
気になった方は、ぜひ本物に触れてみてください。
自然が作った奇跡の石、翡翠の魅力をもっと感じられるはずです!