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カルサイト(方解石)ってどんな石?特徴や魅力をわかりやすく紹介!
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- Mocha
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カルサイト(Calcite)は、炭酸カルシウム(CaCO₃)を主成分とする鉱物。
自然界にとても多く存在していて、カラフルで美しい結晶が楽しめます!
方解石(ほうかいせき)という和名でも知られています。
カルサイトってどんな石?
項目 | 内容 |
---|---|
化学式 | CaCO₃(炭酸カルシウム) |
鉱物の種類 | 炭酸塩鉱物 |
結晶の形 | 六方晶系(三方晶系)、菱形や平行四辺形が多い |
硬さ(モース硬度) | 3(爪でも傷がつくくらい柔らかめ) |
重さ(比重) | 約2.69~2.82 |
色 | 無色、白、黄、オレンジ、ピンク、青、緑、褐色などバリエ豊富 |
光り方 | ガラス光沢~真珠光沢 |
割れ方 | 菱形にパキッと割れる(劈開が完全) |
こすった跡(条痕) | 無色 |
💡 ピンク、グリーン、ブルー、ゴールドなど、色の違いはマンガンやニッケルなどの微量元素によるものです!
また、透明度が高いタイプは「アイスランドスパー」と呼ばれ、ものが二重に見える複屈折の性質を持っています。
仲間の鉱物たち
- アラゴナイト:同じ炭酸カルシウムだけど結晶構造が違う仲間(同質異像)
- ロードクロサイト(インカローズ)やマグネサイト:カルサイトグループの仲間たち
ちなみに、透明なカルサイトは水晶(石英)と間違えられることもあるけど、性質も成分もまったく違います!
どこで採れるの?
カルサイトは世界中で見つかります!
- 🇨🇳 中国
- 🇵🇪 ペルー
- 🇦🇷 アルゼンチン
- 🇦🇫 アフガニスタン
- 🇲🇽 メキシコ
- 🇧🇷 ブラジル
日本でも採れるけど、大理石として使われることが多いです。
特に透明度バツグンのカルサイトは、アイスランド産が有名です。
どんなところに使われてる?
- 🏛 建築資材:石灰岩や大理石として建物に!
- 🛠 産業利用:セメントや鉄鋼分野で大活躍
- 🔬 光学機器:透明カルサイトは偏光板などに使われる
- 💎 装飾・パワーストーン:ビーズやカボションにしてアクセサリーにも!
実は、古代エジプトでも建築や彫刻に使われていた歴史ある石なんです。
カルサイトのお手入れポイント
カルサイトはやわらかくてデリケート。
大切に扱うためにはこんな工夫がおすすめです!
- 🤲 ぶつからないように保管(他の石や金属と一緒にしない)
- 🌞 紫外線に注意(色あせちゃうことがある)
- 💧 水に弱いので注意(水洗いはできるだけ避けて)
浄化には、セージやクラスター、月光浴がぴったりです。
パワーストーンとしてのカルサイト
カルサイトは、色によって持つ意味がちょっとずつ違います。
- 🤍 無色・白:浄化、集中力アップ
- 💛 イエロー・ゴールド:金運、成功、希望
- 🧡 オレンジ:元気をチャージ!ポジティブ思考
- 💗 ピンク:恋愛運や優しさをサポート
- 💚 グリーン:心のバランスを整える
- 💙 ブルー:コミュニケーション力アップ
どの色も「前向きなエネルギーを引き出す石」として人気です!
おわりに
カルサイトはカラフルで美しく、性質もとてもユニークな鉱物。
アクセサリーにも、パワーストーンにも、インテリアにもぴったり!
デリケートだからちょっとだけ優しく扱ってあげる必要はあるけど、
そのぶん、明るいエネルギーをたくさん届けてくれる頼もしい存在です♪
気になったら、ぜひお気に入りのカラーを探してみてくださいね!