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キャッツアイ効果(シャトヤンシー)とは?猫の目みたいな不思議な輝きのひみつ
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- Mocha
- @MochaMineral
キャッツアイ効果(シャトヤンシー) は、宝石に光を当てたときに猫の目のようなスッとした光の線があらわれる不思議な現象です。 なんとも神秘的で、ついじっと見つめたくなりますよね。
キャッツアイ効果ってなに?
キャッツアイ効果は、宝石の中にある細い針状の内包物(インクルージョン)に光が当たることで生まれます。
この光の線は、石の角度や光の当たり方でスッと動くので、猫の瞳が細く光る感じにそっくりなんです。
ちょっとカタカナが多いけど、「シャトヤンシー(Chatoyancy)」という名前はフランス語の chat(猫) と œil(目) に由来しています🐱
どんな鉱物で見られるの?
キャッツアイ効果は、いろんな鉱物で見られますが、特に有名なのはこのあたり:
- クリソベリル(代表格。単に「キャッツアイ」と言えばコレ)
- トルマリン(ピンクやパライバなど)
- クォーツ(タイガーアイもその仲間)
- ムーンストーンやオパール
- アパタイトやエメラルド
- アレキサンドライト(超レア!)
なかでも『クリソベリル・キャッツアイ』は美しさと希少性の高さから特別扱いされる存在です✨
キャッツアイ効果をきれいに見せるには?
答えはズバリ、カボションカットです!
丸みをおびたドーム型にカットすることで、針状インクルージョンに光が当たりやすくなり、くっきりした光の線が出やすくなります。
逆に、ファセット(キラキラの面)をつけちゃうと、キャッツアイ効果は見えなくなっちゃうんです。
どうやってできるの?
キャッツアイ効果ができるまでには、ちょっとした自然のマジックがあります:
- 結晶の中に針状のもの(ルチルなど)が入る
- それが地中の圧力できれいに並ぶ
- 光がそこに当たると、反射・屈折して光の線が浮かび上がる!
…という感じ。まるで石の中に光のスリットが入っているみたいです。
お手入れのポイント
クリソベリル・キャッツアイはモース硬度7.5と、けっこう丈夫な石ですが油断は禁物!
- 💥 強い衝撃や急な温度変化は避けよう!
- 🌊 海水や塩分はNG(変質の可能性あり)
- 🌕 浄化には月光浴や水晶クラスターがおすすめ♪
パワーストーン的な意味は?
キャッツアイは、パワーストーン界でも人気の石。
- 魔除け・厄除け
- 「第三の目」をひらく
- 直感力や集中力を高める
- 芸術的インスピレーションをくれる
…なんて言われています。
「自分の本音を見つめたい時に身につけるといい」なんて声もありますよ。
ちょっと高価?それともレア?
天然のクリソベリル・キャッツアイは、状態のいいものだと数十万円〜なんてことも。
さらにアレキサンドライトのキャッツアイ効果入りだと、もうびっくりするほどレアです。
ただし!ガラス製の偽物も多いので、買うときは鑑別書つきがおすすめです。
おわりに
キャッツアイ効果は、石の中にまるで光が宿っているかのような神秘的な現象。
猫好きにはたまらない、あの細い光の筋は、自然が作った小さな芸術作品です。
「ちょっと変わった石が欲しいな」と思ったときには、キャッツアイを探してみてはいかがでしょうか?